日本語教師養成・研修推進拠点整備事業(中国・四国ブロック)として、
2025年3月15日(土)にシンポジウムを開催しました。
第一部では、講演会(対面&オンライン配信のハイブリット形式)を行い、
第二部では、キャリアパスに関する意見交流会(対面)を実施しました。
第一部 講演会「日本語教師の専門職化を進めるためのいくつかの鍵」
前半は、丸山 恭司 氏(広島大学 教育学部長・人間社会科学研究科教授)をお招きし、
日本語教師の専門職化についてご講演いただきました。
講演では、学校教員とも比較しながら「日本語教師における専門職化とは何か」、
また、「日本語教師の専門職化を進めるために何が必要か」についてお話しいただきました。


第二部 キャリアパスに関する意見交換会
後半は、日本語教育のキャリアパスに関する意見交流会を開催しました。
交流会には大学生や大学院生のほか、現役の日本語教師や大学教員が参加し、
参加者それぞれの立場から情報共有や意見交換が行われました。

シンポジウム参加者の感想
・本シンポジウムでは、これからの日本語教育の方向性について再考する貴重な機会を得ることができました。また、日本語教育に多角的に携わる専門家との意見交換を通じて、非常に充実した時間を過ごすことができました。
・講演は、日本語教育が抱える課題と進むべき道を俯瞰的な視点から捉えたもので、とても興味深く拝聴しました。続く交流会では、現職の日本語教師や大学教員の方だけでなく、さまざまな形で日本語教育に携わっている方々と交流することができました。日本語教育に対する視野を広げることができた、非常に貴重な機会でした。
・シンポジウムでは、すでに日本語教育の現場で活躍されている先生方のご意見や、日本語学校の校長先生など巨匠とも言えるような先生方と直接お話させていただけるような大変貴重な時間を過ごすことができました。 そして自分が今後日本語教師としてどのように成長していけるかを考えるヒントをたくさん得ることができました。
おかげさまで温かい雰囲気の中、フォーラムを終えることができました。
次回のイベントでも、皆さまとお会いできることを楽しみにしております。